そとっこ、そらまめのクリスマス
今回のクリスマスはそらまめさんたち(小中学生)がみんなにクッキーをプレゼントしたいと計画を立ててくれました。
そこで企画書のようなものを作成し、誰が見てもわかるようにしてもらいました。
企画会議1日目。
どこで、誰が、何を、どうするのか、予算はいくらか。その目的は。
企画書に書いてもらいました。
2日目
ほぼ決まりかけた頃、そとっこ年長さんがやりたいと言いました。
最初から会議にいなかったことや、そらまめさんたちだけでやりたかった子がそれを拒否すると、それはあんまりだと小4の子がそとっこさんたちと別チームを作りました。
3日目
2つ目にできたチームはケーキを作ることに。最初のチームと同様、細やかな計画です。
4日目
それぞれ、必要なものを買い、クリスマス会前日に作り始める準備が整いました。
↑試食中
5日目
いよいよ作成日。
ところが集合時間の確認を怠ってしまい、朝、集まってやると急に言われた子が対応できず、行かないと言い出します。
みんなでやりたいと言っている子もいるので遅れての集合になりました。
ところが。集まってまず始まったのが鬼ごっこ。
お昼ご飯を食べてケーキ作りが始まったのが最初予定してた時刻の4時間後でした。
大人の都合ですが、4時までしか付き合ってあげることができないので始めて欲しいと伝えスタートです。
和気あいあいと始まりましたが、2つ目のグループを新しく作った子が難しい顔をしています。
どうしたのか聞くと3歳の子たちが何の準備もせずにケーキ作りをしているのが不満だというんです。
何日もかけて、準備し、買い物もいき、やりたくないことも目的のためにやったのに、いいとこ取りしているのが嫌だと。
私ばっかりが頑張ってるし、嫌なこともしてる。って。
(あーこの感じ数日前に見た(^-^;)*参照2日目
彼女は2つ目のグループでは一番の年長者。
今日はいつも頼っているお母さんもいない。
いつの間にか張り切り頑張り過ぎてしまったようです。
ここでケーキ作りがストップです。
他の子たちはどっちでもいいよー、一緒にやっても楽しいからいいよーと言っています。
30分以上、丸まったままになってしまいました。いつもならお母さんがスタッフでいるのでお母さんにイライラをぶつけたりその場を離れることが多い彼女ですが、今日は動きません。
しかし、スタッフの私の時間も限られています。どうするのか、やめるのか、アクションをして欲しいと伝えました。
3歳の子にはやってもらいたくない。
ケーキは作りたい。
30分以上もケーキ作りがストップしていたのでもう、3歳の子たちはその場にはいません。もちろん、他の子も。
作ろうと、声をかけましたがすでに他の遊びに夢中です。
仕方ないので1人とスタッフで再スタートです。でも、ひとり、またひとりと戻ってきて8割ほど完成に近づいた頃に今日はおしまいです。結局、5時に終了。でも、少しスッキリとした顔をしています。
もう一人スタッフがいたら、きっと3歳の子たちも、お姉さんたちもそれぞれが満足いく活動ができたのかもしれません。でも今日は人数も限られていました。
その中で最善を探すしかありません。
残りは明日。どんな風に動いていくのか。たのしみです。
一方、そらまめチームは和気あいあいと進んだよう。
大量のクッキー。大人も子どももみんなに二種類以上のクッキーをプレゼントしてあげたいと丁寧に四時間半もかけて作ってくれたようです。
こちらも、目的のために完璧にやろうと思ったら、少人数で小学生未満の子たちは入れたくないという気持ちだったのでしょう。
今回の目的のがただ楽しむってことじゃなく、
達成したい目的がそれぞれにあったんだなと強く感じました。
きっとこの話を聞いて、小さい子に思いやりを持ってもらいたいと思われる方も、自分のやりたいことのために最後までやり通してえらいと思う方も、たくさんいらっしゃると思います。
それでいいんだと思います。
いつもたくさんのことを子どもたちは教えてくれます。
おまけ
古民家をより良い様に修復してくれるお父さんたち。
明日はいよいよクリスマス会。&父母の忘年会。
子どもたちも大人たちもめちゃめちゃ楽しみにしています。どうなるかなー♪